6年生になっていきなり「中学受験したい」と言い出した娘。
受験について何も情報集めをしていなかった私たちは、かなり慌てました。
試験がだめでも本来の自分らしさをアピールして好印象に。。。
とは思ったものの、珍回答を連発する娘と緊張のあまり質問と合わない返答をしてしまった母。
私たちが受験した中学校の質問内容と私たちの回答を公開します。
これから受験をする方へこれは、素人ママが実体験とお友達の協力を得て書き記した情報です。
面接の質問例の参考と、こんな受験者もいるんだなぁなんて・・・少しでも参考になれば幸いです。
1.面接練習
塾に行かれている方は、塾で練習があると思いますし、 ネットで検索すればたくさんの面接情報が得られます。
しか~し!頭でわかってはいても緊張すると動作がぎこちなくなるものです。
ポイントを押さえて何度か練習することをお勧めします。
ということで、私は特に以下の2点を注意点として紹介いたします。
1.はっきりとした口調で話せるよう発声練習
緊張すると、思わず声が裏返ったりうまく声が出てこない、または早口になってしまうことがありますね。更に普段言いなれていない言葉(セリフ?)は噛んでしまいがち。
(「私が貴校を選んだ理由は。。。」等、普段そんな言い回し使ってないですよねぇ)
スクリプトを作成し、聞き取りやすい大きさとスピードを意識して読み上げましょう。
2.入退室時のあいさつとお辞儀は一連の動作を何度も練習しましょう
入室時「失礼いたします」→言い終わってからお辞儀 着席時「失礼いたします」→言い終わってからイスを引き座る 退室時「ありがとうございました」→言い終わってからお辞儀
動作をしながらのあいさつは失礼にあたります。
あいさつを言い終わってからお辞儀をする動作が自然にできるまで練習しましょう。
緊張すると・・・
あいさつしながらお辞儀。。。
アゴを突き出す感じでペコッ(こんちわーっス的な)。。。
猫背のような姿勢でお辞儀。。。 ついついしてしまいがち。
堂々と胸を張って一連の動作ができると礼儀ただしく、誠実な明るい印象をあたえること間違いなしですね!
2.面接当日にやってほしいこと
試験会場へ向かう車の中で、私と娘がしたことをいくつか紹介します。
1.表情筋を動かすことを意識しながら発声練習
発声練習といえば有名なあれですよ!
あえいうえおあお、かけきくけこかこ、させしすせそさそ・・・・わをん
坊主が屏風に上手に坊主の絵をかいた
あの竹やぶにたけかけかけたかったのは、竹立てかけたかったから竹立てかけたのです etc
テンション高めに大きな声でやりました。これで、表情がこわばったりしないし、
話すための準備運動はバッチリですね!
(注)あくまでも個人的な意見です。。。
2.クイズ形式で質問
面接で何を聞かれるかわかりません。
一見関係ないようなことでも、娘の頭の中の引き出しからいろんなものが出せるように
クイズ形式で質問を出しました。
・最近読んだ本はなんですか?どんな内容でしたか?
・ペットは買っていますか?お世話は誰がしますか?
・普段友だちと何をして遊びますか?
・一番楽しいことは何ですか?(=趣味は何ですか?にも併用できますね)
・将来の夢は何ですか?どうしてそれをやりたいと思いますか?
・兄弟喧嘩はしますか?なぜ喧嘩になりますか?
・家族で一番好きな人は誰ですか?なぜその人が一番好きなのですか?
何でも結構です。たくさん質問して自分の考えや思っていることの
リマインドをさせると良いと思います。
そうすることで、どんな質問がきても、似たような質問の答えを活用できるかもしれません。
その時答えられなくても、一度かんがえてみたことは、次に同じことを聞かれたときに意外と答えられるものです。 ちなみに、私たちは車の中で行ったこのクイズから「最近読んだ本はどんな本ですか?」という質問が聞かれました。
車の中ではとっさに答えられなかった娘ですが、面接では意外とスムーズに答えておりました。
3.中学受験 実際の面接の流れ
~待機中の様子~
自分の番号が呼ばれるまで、椅子に座って待機します。
私たちの場合は、面接をする教室の前の廊下に、横一列に椅子がならべてあり、3組ずつくらいが待機していました。 ひとつ、娘さんをもつお母さんに伝えておきたいことが・・・
娘さんの座り方を時々チェックしてください。
我が家の姫は、スカートなのに大股を広げて座っていて焦りました。
(もしかして。。。うちだけ?!日頃の生活が出ちゃいますねぇ)
注意をすると治りますが、時間がたつとだんだん膝が離れて・・
コラーッと注意を繰り返してました。(お恥ずかしい・・)
~いざ面接~
番号が呼ばれ面接官の待つ席へと向かいます。
私たちの場合、面接官二人に親一人と本人での面接となりました。 通常は両親そろっての面接らしいのですが、コロナの影響により親は一人のみとなりました。
練習したとおり、あいさつの後にお辞儀。
はきはきと自己紹介や志望動機も言えましたし、順調に進むとおもいきや!面接官からの質問の娘の返答にはヒヤヒヤしました。
先ほど英語を頑張ると言っていましたが、海外留学をしてみたいと思いますか?
はい。行きたいです。
どこの国を考えていますか?
わかりません。どこの国とか考えたことはありません。
何となく留学したいなと思っただけです。
そんな答え方大丈夫?!
コロナで長期間の休校がありましたが、生活リズムはくずれませんでしたか?
はい。くずれました。夜遅くまで起きていたので、
朝起きる時間がだんだん遅くなりました。
おいおい。。
生活リズムを整えるために何か工夫をしましたか?
はい。目覚ましをかけたりお母さんに起こしてもらったりしました。
おいおい。そこ~?!早寝を心がけろや。。。
別の質問です。
放課後にお友達と過ごすことはありますか?
ありません。
では、何をして過ごしていますか?
はい。家でテレビをみたり。。。(少し間があって)
本を読んだり文を書くことも好きなのでノートに書きものをしたりしています。
あぁ・・友だちがいないみたいじゃん。。。
(そこで女性の面接官が少し興味をもったようで・・・)
へぇ。どういう事をかいたりしますか?
はい。見たり聞いたりしたものや思ったことなど、何でも素直に書きます。
ま・・・ホントは好きなアイドルのこととかですけどね。。。
最近読んで印象に残った本はありますか?
はい。「夜と霧」です。
それは、どのような内容ですか?
はい。ナチスドイツの収容所の記録です。信じられないくらい残酷な内容もあって、でも知っておかないといけないなと思いますのでお勧めです。
大丈夫ですか。。。そのチョイス。。もっといろんな本読んでますよね。。
今までの流れからすると暗い思想の子に思われかねない。。。
(そこで面接官が何か書き書き・・・何を書き留めているかは見えません)
次の質問です。
小学校での一番の思い出は何ですか?
はい。それは児童会役員をしたことです。
運動会の代表あいさつは、とても緊張したので印象に残っています。
毎朝のあいさつ運動も大変でしたが、良い思い出です。
ほっ。。やっとまともな答えがでてきたじゃないか。。。
次にお母さまへ質問です。
(心の声)きたー!!はいはい何でしょう。簡単な質問でお願いします。
お子様は将来どのように成長してほしいですか?
はい。この子は将来の夢がまだはっきり決まっておりません。
普段から言い聞かせていることは、
何もやりたいことがないなら、少しでも興味をもったことは全部やりなさいと言ってます。やりたいことがないから何もやらないんじゃなくて、本当にやりたいことが出来たときのための準備として、勉強したり、いろんな経験をしたりしよう。それが絶対役に立つことがあるからと言い聞かせています。好奇心は大事だと思っておりますので。。。
終わった。。。何言ってんだ私。。教育方針は聞かれていません。。。。
わかりました。以上で面接は終了です。お疲れ様でした。
という感じで、あっという間に面接の時間は終了しました。
将来の夢が決まってない。。。て言っちゃった。。まぁ、事実ではありますが、そんなこと言う必要はなかったよね。。すまん娘。。 しかも、質問にあってない内容で答えてしまった。。。すまん娘。。。
やっちまった感満載の私とはうらはらに、娘は「終わった~」とすっきりした様な顔をしていました。
4.面接の質問例
中学に入学後クラスのお友達に面接でどんなことを聞かれたのか聞いてみました。
面接官によって質問内容も違うようです。
面接官→生徒へ
・志望動機を教えてください。 ・他に受験した学校はありますか? ・あなたについて教えてください。(長所や短所) ・将来の夢は何ですか? ・行きたい大学はどこですか?第3志望まで教えてください。 ・お父さんの印象は? (この質問は意外でした。そんなこと聞かれることもあるんですね) ・今までで一番うれしかった出来事は何ですか? ・中学になって頑張りたいこと ・筆記試験はどうでしたか?自信はありますか? ・今日はどうやって学校にきましたか? ・小学校で思い出に残っている出来事を教えてください。
お子様の質問の答えから派生して、突っ込んだ質問をされることも多いようです。
なるべく正直に素直に答えるよう心掛けたほうが良いとのこと。
良い答えを意識しすぎて変にとりつくろってしまうと、
突っ込んだ質問に答えられなくなってしまいます。
面接官→保護者の方へ
・この学校を選んだ理由 ・お子様の性格について教えてください。 ・お子様に直してほしいところはありますか? ・普段お子様とはどのようなお話をしますか? ・将来どのような大人になってほしいですか?
志望動機や将来については、お子様の答えた内容と全然違う内容にならないよう確認しておきましょう。
質問内容に沿った返答となるよう、落ち着いて話しましょう。(私は失敗しましたが・・)
子どもへの愛情を伝えることは良いと思いますが、ほめすぎには注意しましょう。良いところをアピールしようとした結果、親バカに映り兼ねません。。。。
以上、中学受験-面接編-をご紹介いたしました。
これから受験をされる親子様へ 何か一つでも参考になれば幸いです。
受験頑張ってください!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。(*- -)(*_ _)ペコリ
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