中学一年の女の子と格闘中のまーくーです。
態度の悪い娘と衝突してばかりいますが、あれこれ試した中で娘の態度を変えた方法を紹介します。
チェックポイント
・他人と比べない
・「ちょっと待って」は待つ
・「子どもだからわからない」ではなくその年なりの理解を認める
・「〇〇だからやってほしい」お願いする理由を明確に
・好きな物を否定しない
私の母はとても厳しい人でした。
反抗期の私と母は激しくぶつかり合い、私は何度か家出をしたこともあります。
家出と言ってもお金もなければ資金もないので、その日遅くに帰ったり、友人の家に泊めてもらったり、
祖父母の家に数日お世話になったり・・・そんな私のDNAを受け継いでいるであろう娘。。。末恐ろしい。。。
しかし、私は私の母ほど厳しく育ててはいないから、私ほどの衝突はこの先ないと信じたい今日この頃です。
1.お父さんには全力でぶつかる
私がヒステリーだからか、私が感情的になると収拾がつかなくなるからか・・・私に対して娘が感情的に歯向かうことはありません。
返事をしなかったり、別室で過ごしたりという静かな抵抗をする感じ。
しかし主人に対しては全力でぶつかります。
小さいころからパパっ子で、普段は仲が良いのですが、娘が成長するにつれ些細なことでぶつかることも多くなりました。
時には感情MAXで立ち向かい大変な参事を起こします。。。。
娘が主人とぶつかるときは大抵私は不在です。
私がいると娘が本領発揮できないのでしょうか笑(笑いごとじゃないですね)
●お姉ちゃん!外は危ないから家に入って事件
外は台風直撃による暴風の日でした。
私は仕事を休むことが出来ず出勤したのですが、しばらくして息子が泣いて電話をかけてきました。
(☎息子) ママ~。 パパとせーちゃんが喧嘩してね。 せーちゃんが出て行っちゃったの。 お外は風が強くて危ないのにぃ。 どうしよう~。
主人が娘の態度を注意した際に娘が口答えをし、言い合いに発展したようです。
大きな声で怒鳴り合ううちに娘が「もういい!!出てく!」と言って玄関から出て行ったようです。
それで、しっかり者の弟くんが慌てて私にSOS。
(私) 何やってんだよ・・・ ん~。。娘の性格からして暴風のなか外へ出るような子じゃないとは思うけどなぁ。 家の周りにいるんじゃない? うん。絶対そうだ。 主人に任せよう・・・
弟をなだめて主人に話を聞くと、少し注意をしたらいきなりキレて「出ていく!」と言い出したとのこと。
はあ~?何で~?
結局、家の外壁の雨にあたらない様な隙間にへばりついている娘を発見。(まあ、外に出たは良いものの、あまりの風の強さにビビったんでしょう)
玄関から弟が泣きながら「お姉ちゃん!外は危ないから家に入って。お願い」と頼み込み、ムスッとしたまま家に戻ってきたそうです。
持つべきものは弟なのか・・・?
その夜、仕事から帰ってきた私には一切何も話さない娘。
私もそのことについては何もふれませんでした。
今となっては笑い話です。
●出ていきなさい!
とある休日、私が買い物から戻ると何やら主人と娘がもめていました。(またやってるよ~・・・パパも口うるさく言わなきゃいいのに)
と思いながらしばらく様子をみていましたが、何せうるさい。。。大声で言い合ったり、しつこく注意する主人に意地でも言う事を聞かない娘のやりとり。。
イライラは伝染し、家の中に「負のオーラ」が充満し始めました。
聞いているこっちがイライラします。
(私) うるさいよ! いい加減にしなさい! あんたはお父さんに向かって何て言い方してんの?パパはパパでしつこいんですけど。 そんなに嫌なら自分で生きていきなさい! 出ていけ!
と私が言い出したもんだから、
暴風時飛び出し事件を覚えている弟がまた登場。
(弟) パパ、ママお願い許してあげて。 僕も一緒にあやまります。 だから、お願いせーちゃんを追い出さないで~。お願いです。 せ~ちゃんも謝って。お願い。 僕も一緒に謝るから、お願い~(泣)
普段はケンカばかりしているのに、何故そこまで姉をかばうのかはわかりませんが・・・
弟ちゃんが土下座で両親に交渉している最中、反抗期小娘は出ていこうと玄関へ・・・
それに気づいた弟は号泣しながら、「せーちゃんダメー。出て行っちゃダメー」としがみつく。
4歳年下でも体格が良く力の強い弟を振り切ることが出来ず、娘も出ていくのをあきらめ、奥の部屋へ閉じこもる。
その弟の必死さに?私も主人も何でこんなにもめたのかよくわからなくなり、お互い会話もないまま数時間が経過。
そしていつの間にか会話を交わすようになり、日常へと戻っていきました。
家族の中で一番年下の息子が一番大人なのかもしれません笑
●ママ!早く帰ってきて!パパとせーちゃんがケガしちゃう!
ある夜、最近体重増加が気になってきた私は夕食後にウォーキングに出ることにしました。
家族は各々リラックスタイムなはずが・・・
歩き出して40分ほど経過したころ、息子から電話がかかってきました。
電話口の息子はかなり取り乱していて何を言っているのかよくわかりませんでした。
(弟) ママ!早く帰ってきて! パパとせーちゃんがケガしちゃう! ガラスが割れてるの! 早く!早く! あー!!あぶないからやめてー!! やめてー!ママー!
私は何事かと急いで家に帰ると、主人と娘のもめる声が聞こえます。
キッチンに行ってみてビックリ!
食器棚の中のコップ類が割れガラスが飛び散り大惨事。
割れたガラスを持ったまま娘と主人が取っ組み合いのケンカをしていました。
「おいおい!何やってんの!!」
興奮した二人には、私の声は届きません。
私もぷっつ~ん!
「やめんかい!!!」
私の怒鳴り声にやっと二人が止まり、娘は泣きながら離れていきました。
泣きじゃくる娘に寄り添う弟。
顔を真っ赤に怒りながらガラスを片付ける主人。
原因は、主人が娘に食器洗いをお願いしたのに、「後で~」とか言いながら携帯でも見て言うことを聞かなかった娘。
半ば無理やりお手伝いさせたもんだから、娘の機嫌が悪くなり、嫌々食器を片付けているうちにガッシャ~ン!皿を割ったんだとか。
その態度にイラついた主人が「もういい!どきなさい!」と言ったら、「やるって言ってんでしょ!」と反抗する娘。
そうこうしているうちに取っ組み合いとあり、当たった衝撃で更にコップが割れるいう結果に・・・はあ~・・どうしたもんかね。。。。
2.反抗期娘の態度が変わった方法
反抗期?・・・
私が小学生のころはどうだったかな。。。
- 私が子供のころ嫌だったこと
- 1. 今やろうとしていたのにってタイミングで「あれやれ、これやれ」言われてやりたくなくなる。
2. 〇〇ちゃんはすごいよね~。と他人と比べられる。
3. 「ちょっと待って」は通じない。
4. 「子どもだからわからなくていいの」とバカにされた気分になる
5.「いいからやりなさい」意味不明なまま勉強したりお手伝いをしたりしていた。
6. 自分の好きなもの(歌や言葉や花)等何でも否定される
私の母は、女手一つで子ども三人を育ててくれました。厳しい母を恐れながらも、ちゃんと愛情は感じていました。
しかし、子どもの頃の私が嫌だったことを大人の私も娘に対してやってしまっていることが多いことに気づかされます。
もちろん、今だからわかる親の気持ちもあることはあるのですが、とりあえず私が心で決めたことは、
●他人と比べない
時にすごい子って周りにいますよね。
スポーツ万能だったり、成績が優秀だったり、お手伝いやボランティアをよくする良い子だったり、何でも良いのですが、すごい子はすごいし、良いなと思ったことは良い。
別に自分の子どもの前でだって、他の子を素直に褒めます。
でも、その子、この子、我が子、それぞれすごいところって違うから、ちゃんとその部分も説明します。
絶対、「あなたもああなりなさい」だとか、「見習ってくれたらいいのに」だとか、子どもたちには言いません。
過去に言ってしまったことはありますが、もう言いません。
何故なら、勘違いさせてしまう可能性があるから。
私自身、「ママは私よりあの子が子どもだったら良かったのかな?」なんて思うこともあり、だからこそ意地を張って母親に反抗的な態度をとった記憶があります。
私は「あなたが子どもでよかった」という気持ちを伝えたいです。
本心で思っていることを違う風にとらえてほしくないので、勘違いされないように、言いかたに気をつけます。
●「ちょっと待って」は待ってあげる
誰だって今やっていることを途中でとめられるといい気はしません。
だから、こどもたちが「ちょっと待って」というときは、「早くしなさい!」と言いたい気持ちをグッと堪えて、「じゃ、あと5分」とか「今みてるYoutubeが終わったらね」とか一区切りつくまで待つようにしています。
これは結構有効で、区切りのよいところでやめてちゃんと話を聞いてくれます。
●「子どもだからわからなくていい」でなはく順序があることを伝える
実際たくさんありますよ。
子どもだからわからなくて良いこと、理解できないこと、言わなくいていいこと。
でも、その時のこどもの理解力に合わせて説明できるところは説明してあげて良いかなと思うのです。
「子どもだってわかるんだ」に気持ちを切り替えるようにしています。
我が家では、小学校高学年から「コトナ(小さな大人)」という造語を使っています。
子どもと大人の間という意味合いで・・・
「あなたはコトナだからわかるでしょ?」という風に言い聞かせたり、「コトナはもう少し夜更かししてもいいよ。でも子どもはもう寝なさい」と娘と息子を区別してみたり。
その「コトナ」の使用方法については娘も納得してくれているようです。
まだ子どもの弟は「コトナ」になる学年を楽しみにしてくれています。
●「だからやってほしい」「やらなきゃいけない」やってほしい理由
「いいからやりなさい」と言う母に向かって、「何でもお母さんの都合を押し付けないで!」と口答えした昔の私。(お母さんごめんなさい)
娘にもついつい命令してしまうのですが、できるだけ、「なぜ私がやってほしいと思うのか」「やらなきゃいけないのか」という理由を添えて言うようにしています。
「あたりまえだから」とか「あなたの将来のために」とか抽象的な言い方ではなく、出来るだけ少し具体的に伝えるようにします。
・「宿題をやるのは学校で決められていることだからやるの。ルールは守らなきゃいけないでしょ? プラスαの勉強をするかどうかは、あなたに任せます。でも、宿題だけは必ずやってほしいと思ってるよ」
・お手伝いをすると女子力が上がって将来モテるようになるよ。顔がどんなにかわいくても、女子力が低い女は素敵な男性に出会えないかもよ。女子力はにじみ出るものだからね。な~んて言い方することもあります。
めんどくさいですけど、命令口調より断然聞いてくれます。
●好きなものは否定しない
私の母はとても正直な女性でした。
子どものころ流行っている歌を私が口ずさむと、「お母さんはその歌手暗くて嫌いだから歌わないで」と言われて悲しくなったことを覚えています。
私が好きなものでも、子どもたちが好きだとは限りませんし、親子でも好みはそれぞれ。
お互いの好みは尊重し、理解はするように気をつけています。
だから、娘の口ずさむ歌に対して「変な歌」と思いながらも、「歌わないで」とか「その歌好きじゃない」なんて言いません。
側で何度も耳にするうちに私まで好きになって歌えるようなった曲もあるので、カラオケで一緒に歌ってみたり新曲情報を教えてくれたり、共通の好きな物ができると自然に会話が増えました。
3.娘のことを理解しようと思う気持ち
ぶっちゃけ、今の娘はわたしにとって宇宙人👽です。
でも私にだってそういう時期はありました。
その時の気持ちを忘れず、できるだけ一人の人間として尊重してあげなければいけないのかもしれません。
「この小娘が!」と心の中で思いつつ・・・
もうそろそろ私の手を離れていくであろう娘だから、今のうちに娘の好きなこと、嫌いなこと、考えていることを観察してみようと思います。
時折顔を覗かせる、私の中の鬼を完全に封じ込めることは不可能ですが、たまには鬼と小鬼対決でうっぷんを晴らし、また、冷静な観察時期へ戻れば良いんだと・・・自分を励ましつつ・・・
娘との日常は続きます。
日本のどこかにきっといる私と同じ気持ちの保護者様。ともに頑張りましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。(*- -)(*_ _)ペコリ
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