ふたりの子供には小さい頃から読み聞かせをしていました。
特に本好きなおばあちゃんがたっくさんの本を買ってくるので、
家にはたっくさんの絵本や本があります。
娘はそんな家族の期待どおり?に本が大好きな文学少女になりました。
しかし、息子は違いました。
「まま。本を読んで~」とは言うものの、
自分で読むことは一切ありませんでした。
ちなみにマンガさえ読んでくれません。
興味のありそうなマンガや絵本を買ってきても、
付録付き雑誌を買っても文字を自分では読んでくれません。
そんな息子があること、ある本をきっかけに
自分から「まま。この本を買ってきて」というようになったのです。
その方法と息子が興味を持った本をご紹介いたします。
1.本を読むメリット
1.あたまで考える力がつく(想像力・空想力・イメージ力)
物語を映像で見るより、本を読む方が自分の想像力を育てることができると感じています。
想像力はとても大事です。
何かの問題にぶつかった時、解決方法を模索するうえでも、
想像できる、先がイメージできるというのは解決にむけ大きな一歩を踏み出せます。
空想力はアイデアを生み、イメージ力はアイデアを具体化し、
想像力は計画を実行する際の軌道修正に必要です。
それは、勉強や仕事、生活するうえでとても大きな力になります。
もちろん想像力を育てる方法が読書だけだとは思っていません。
読書は有効な一手段だということです。
2.語彙力が鍛えられる
本を読むとたくさんの言葉や表現に出会います。
自然に語彙が増えることはいうまでもありません。
日本語に限らず、「言語力は語彙の数で決まると言っても過言ではない」という人がいるくらい、
たくさんの単語を知ることはとても大切なことです。
ただし、単語を知っているだけではあまり意味がありません。
単語を使いこなす力=語彙力が必要だと思うのです。
たくさんの本を読むことで、いろんな人の表現方法や言葉の使い方を学ぶことができます。
語彙力をあげることは、自分を表現をする際の大きな助けとなることでしょう。
3.読解力がつく
「読書をすると知識が深まる」というのはもはや常識ですね。
先人の知恵を知る、外国のことを知る、自分の知らない世界のことを知る。
普段文字を読みなれていると、文章の意味を読み解くスピードはだんだん速くなります。
たくさんの事柄を読み解き生活に取り入れていける力を
子どもたちには是非身につけてもらいたいです。
4.漢字を覚えることができる
日本語教師を目指し学校に通っていたころ学んだなかでも、
特に印象に残っていることですが、
日本人は無意識に頭のなかで言葉を漢字に変換しているそうです。
相手の言っている意味がよくわからない、何度か聞き返してしまうときは、
大抵、頭の中で漢字変換できないことばだったりします。
漢字をたくさん知っているということは、
人とのコミュニケーションを円滑に進めるうえで大きな助けとなります。
5.ストレス解消!
私は海外でも国内でも、自分の住んでいる地域以外の人の暮らしについて興味があります。
海外のことが書かれた記事や、伝統工芸の記事等を読むと、
まるで自分がそこにいるかのような空想にどっぷりはまってしうまうこともあります。
また、自己啓発等の本は悩みを解決してくれるヒントもたくさん書かれています。
他にも、子どもたちが親に言えないような悩みをかかえたとき、
(もしくは親のことで悩んだとき?!)
友人や親しい人と話す以外にも、悩みを解決するヒントが本からも得られことがあると
知ってほしいと思ったからです。
私は若いころネガティブな気持ちになった時は、偉人の名言集を読んでテンションをあげていました。
2.息子が本読むようになったきっかけ
息子にどうにか本を読んでほしいと思い、人気がある本や付録付き雑誌、
マンガ等いろいろ買ってはみたものの、息子は読んでくれませんでした。
文字を読むのは宿題の音読くらい。。。
普段はYoutubeを見たりゲームをしたりして過ごすことが多く、
ゲームの攻略方法でさえ本ではなくYoutubeから学びます。
そう、最近の子どもたちは本でなくても簡単に知りたい情報を手に入れることが出来るような時代に
生きているのです。
本を持つ手が痛いだの、気が進まないだので買ってきた本を開いてもくれません。
読み始めてみれば、興味がわく本もあるはずなのになぁ。
とりあえず、さわりの部分だけでも読んでほしいとあれこれ試しても、
めんどくさがってなかなか本を開いてはくれませんでした。
半分ママが読んで聞かせるから、半分はりー君が読んで聞かせてくれる?
かわりばんこで読もうよ。
と言ってみても、2.3行読んでは・・・
はい。次はママの番。
と言って返してきます。
試行錯誤を繰り返していたある日、息子と参加した科学教室で科学者の先生との雑談で、
「息子は先生のような科学者になりたいと言うのに、全然本を読んでくれないんです。」
と言った私に先生が体験談を教えてくれました。
実は僕も本を読むのが大嫌いだったんですよ。
好奇心旺盛な子どもでしたが、とにかく本は読まなかった。
僕はお腹が弱い方だったので、よくトイレにこもっていたのですが、
トイレに行くと母が「はい」と本を渡すんです。
トイレの中ってヒマなんですよね。
ヒマつぶしにトイレの中でだけは本を読むようになりました。
すると母はトイレの中に僕の本棚を作ってくれて、
定期的に本を入れ替えていましたよ。
僕にとってトイレは図書館だったんですよ。
それだ!と思いました!
さっそく息子がトイレでう〇ちするとき、「はい」と本を渡してみると・・・
「トイレで本?!」って少しビックリしながらもペラペラめくって読み始めましたよ!!
それからは、息子が便座に座ると本を渡すようにしました。
相変わらずトイレ以外で本を読むことはありませんが、まあまあ・・よしとしています。
3.息子がお気に入りの本シリーズ
トレイ内読書がすっかり定着したころ、息子は自分で本を選ぶようになりました。
特にお気に入りの本が「サバイバルシリーズ」という科学漫画です。
元々科学が大好きな息子。
このシリーズは災害、環境問題、人体、自然等ジャンル別でたくさん出版されています。
息子はこのシリーズにどっぷりはまり、学校の図書館でもそればかり読んでいるようです。
1冊を読み終えると、
今度はこのジャンルのこの本を買ってよ
と催促するまでに。そしてサバイバルシリーズを読んでインプットした知識は、
家族や友達に「これ知ってる?」とアウトプット。
実際に実験をしてみたりして、すっかり科学オタクです。
気づけばこのシリーズはすでに50冊くらい読んでいます。
このシリーズの中でも特に息子のお気に入りをご紹介いたします。
★息子のおすすめランキング★
5位 ナイトサファリのサバイバル
<息子のコメント> いろんな危険生物がたくさんいるナイトサファリ内を子どもたちがお互い協力しあって逃げる物語です。 危険な状況が何度も訪れますが、そこから何とか逃げるところが おもしろかったです。
4位 恐竜世界のサバイバル
<息子のコメント> 恐竜の種類について細かく説明されていて、 恐竜の狩りの様子もく描かれていて、 ハラハラドキドキしました。
3位 人体のサバイバル
<息子のコメント> 身体のことについていろいろ知ることができます。自分たちが味を感じる、聞こえる、匂いを感じるまでの速度が書かれていてすごいです。
2位 新型ウイルスのサバイバル
<息子のコメント> ウイルスによる流行病のなかで、 こどもたちが感染を逃れようと逃げる物語です。最後にはこどもたちも感染しますが治療薬についての説明もあり僕もコロナウイルスの治療薬が作れる気がしてきました 。 (頑張れ!笑 母より)
1位 無人島のサバイバル
<息子のコメント> 便利な道具が何もない島で、自然のなかにあるものから道具を作り出すところがとてもおもしろいです。 何度見ても飽きません!
興味があれば是非読んでみてくださいませ。
4.まとめ
以上、息子が本を読むようになったきっかけとお気に入りの本を紹介させていただきました。
トイレの中で本を読む・・・世の中割と多いかもしれませんが、
衛生的にみると賛否わかれるところだと思います。
私として全然OK。何か読んでくれることが優先でした。
デメリットとしては・・・トイレタイムが長くなったことですかね(汗)
まあまあ、痔にならない程度に切り上げさせます。。。。
とにかく、これをきっかけに本に興味をもってくれたので、
教えてくれた科学の先生に感謝!
もし、私と同じように「何でもいいから本を読んでくれ~」と悩んでいる保護者様がいましたら、
是非トイレタイム活用法を試してみてくださいませ。
長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。(*- -)(*_ _)ペコリ
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